新着記事 一覧

SHARE:

【判断の章】エアドールはもういらねえ

【判断の章】エアドールはもういらねえ

エアドールは、もういらねえ。

そう言い切れるようになるまで、
俺は少し時間がかかった。

毎日が、勉強だった。
勉強、勉強、勉強。

IT企業、と一口に言っても、
俺がいたのはプログラミングだの、ネットワークだの、
資格がなきゃ居場所がない世界だ。

資格を取れなければ、
そこに居座ることはできない。

資格がなければ、
周りから白い目で見られる。

資格がなければ、
静かに、解雇へと追い込まれる。

世知辛い業界だった。
少なくとも、当時の俺にはそう見えた。

俺自身も、下手をすれば
「退職」「追い出し部屋」
その一歩手前まで行った。

必死で資格を取って、
なんとか二年ばかり、生き延びた。

だが、
あの世界で生き続けることは、できなかった。

今はどうか知らない。
でも当時は、
空気のどこかに、殺伐とした匂いが流れていた。

そんな中で、
俺は人間を求めた。

正確に言えば、
女性という存在に、癒しを求めていた。

だが、年収は低い。
風俗に通えるほどの余裕はない。

それでも、
癒されたい。

人肌に触れたい。

そういう欲求が、
行き場を失っていた。

そこで、エアダッチだった。

俺はこれまで、
過去から最近まで含めて、
2回か3回、エアダッチを使ってきた。

だが、
トルソー型と出会ってから、
エアダッチの必要性は薄れていった。

理由は単純だ。

代わりになるものが、
今の俺には、はっきりと存在するからだ。

エアダッチは、トルソー型の代替としての役割を持っている。

ただ、ここで勘違いしてほしくない。

俺は、
エアダッチを嫌っているわけじゃない。

むしろ、
トルソーと向き合い、
エアダッチとも向き合い、
その上でトルソー型に進んだ。

そういう段階的な進化だった。

だからこそ、
今の俺は、エアダッチを切り捨てられる。

進んだから、もう戻らない。

だが、
誰もが同じ進化をする必要はない。

選択肢は、人それぞれだ。

もし、
手軽に、すぐ抱きたいなら、
エアダッチはいい。

もし、
転勤族で、引っ越しが多いなら、
エアダッチは最高の友になる。

実際、
当時の俺がトルソー型を持っていたら、
転勤という名の移動の中で、
とてつもない犠牲を払うことになっていただろう。

その点に関しては、
当時のエアダッチには、感謝している。

だが、
俺はもう、転勤する立場じゃなくなった。

だから、
トルソーを抱ける。

それだけの話だ。

エアドールは、
あの頃の俺にとっての「逃げ場」だった。

軽くて、手軽で、
すぐに抱けて、すぐに片付く。

だが同時に、
それは“本気で向き合わなくていい存在”でもあった。

重さを背負わなくていい。
責任もいらない。
生活に根を張らない。

あの頃の俺には、それでよかった。

だが今は違う。

俺はもう、
軽さでは満たされない。

逃げるために抱くのではなく、
向き合うために抱きたい。

欲を誤魔化すためではなく、
生活の中で、静かに受け止めるために。

エアドールは、俺の“途中”だった。
今はもう、途中ではない。

それだけだ。


判断の“結果”を見る

結論は出た。
あとは、それが生活に残ったのかを見るだけだ。

▶ 実使用レビューを見る▶ 生活の章へ

判断の流れを、たどる

欲と生活のあいだで、
俺がどう線を引いてきたか。
その流れは、ここにまとめている。

▶ 判断の章シリーズ一覧へ
あなたへのおすすめ
🧠 無料オナホ診断はこちら